VALORANTのランクマッチ(コンペティティブ)には、ゲーム内では紹介されない勝率を上げるための“暗黙のルール”のようなものが多数存在しています。
今回はそんな暗黙のルールの中から、特に重要なものを10個えりすぐって紹介。守らなくてもペナルティを受けることはありませんが、知らないとチームメイトに「え?」と思われてしまうため必ず押さえておきましょう。
エージェントのロールのバランス
VALORANTのエージェントにはそれぞれの役割があり、同じ役割のエージェントばかりチームにいると、動きが読まれやすく簡単に対策されてしまいます。バランスよくピックすることで試合の勝率を上げていきましょう。
マップごとにある程度適正はありますが、コンペティティブだと各ロールから1キャラずつ、残りの1人はデュエリストかイニシエーターが鉄板ですね。
コントローラー(モクキャラ)はチームに1人必須

VALORANTのコントローラー(ブリムストーン、オーメン、アストラ、ヴァイパー)は「スモークキャラ(モクキャラ)」と呼ばれ、アビリティで射線を切ることが出来ます。
モクキャラがいないと攻めで非常に苦労するため、どのマップでも1人は必須です。他のロールは特に必須ではありませんが、スモークだけは必須です。
また、各コントローラーにはマップ毎に適正があります。ヴァイパーだけ少し特殊なので注意してください。
- フラクチャー:全コントローラーOK
- アイスボックス、ブリーズ:ヴァイパーのみ
- その他のマップ:ヴァイパー以外
罠系キャラはチームに1人のみ

センチネルの中でも特に索敵系の罠スキルを持つキャラ(キルジョイ、チェンバー、サイファー)はチームに1人(もしくは0人)がセオリーです。
罠系のキャラはエリアの監視や受動的な動きを得意としていますが、能動的な動きが苦手なため2人以上いると攻めが窮屈になってしまいます。
味方が既に罠系キャラをピックしている時は、自分は必ず別のキャラを使いましょう。
VCを付けよう(聞き専でもOK)

VALORANTは情報の共有が非常に大切であり、目をそらさずすぐに用件を伝えられるVC(ボイスチャット)は必需品です。
もしVCを聞かない設定にしている場合は、必ず聞けるように変更しましょう。聞き専でも全く問題ないです。ただ本気でVALRANTに取り組みたい、プロを目指してみたいという方は必ず喋りの練習もしておきましょう。
主な報告内容は敵の位置、人数、HP、使用したアビリティ、足音など。また、ローテートの提案やスキル(リコンボルトなど)への対処もVCで相談できるとVALORANT力が上がります。
「○○あるよ」はNG?

フラッシュあるよ。



そんなことわかってえ?フラッシュある?でもこの状況じゃフラッシュ使うよりも解除フェイクして相手のピークを誘った方が……いや、あえてフラッシュを使って詰めるのもありだな。でもそんなことをしてたら解除する時間足りないくない?え?あああああああああああああ(スパイク爆破)
少人数戦で味方が戦っている時に「〇〇(スキル)あるよ」とVCを入れると味方を助けることが出来る……と思いきや、逆に本人の戦闘プランを乱してしまうことがあるので注意が必要です。
言うならリテイク前などの落ち着いているタイミングで言いましょう。混戦状態の時に言うと邪魔になります。
買い方(バイ)を合わせる


VALORANTはマネーシステムを採用しており、銃を買うためにお金が必要となります。
弱い武器(スペクターなど)を買い続けることも出来ますが、ずっと不利な勝負を強いられるため無限にラウンドを取られる現象になりがちです。それよりも強い武器(ヴァンダル、ファントム)を買うバイラウンドと、バイラウンドのために節約するエコラウンドを設けて効率的に戦うのがセオリーになっています。
ただこれはチーム全員で合わせないと意味が無いため、チャットやVC、コマンドを活用して仲間に呼びかけていきましょう。
- バイラウンド実行の目安:4人以上がヴァンダルファントム+ヘヴィーシールドを買える(所持金3900~)
オペレーターを拾う




オペレーター要りますかー?(VC)
オペレーターはVALORANT最高値の武器(¥4700)であり、VALORANTで最も強い武器です。
ラウンド終了後、余裕があったら落ちているオペレーターを拾いましょう。ジェットやチェンバーがオペレーターを持ちたそうにしていたら、購入フェーズ中に渡してあげましょう。
ただ、攻めの場合はオペレーター自体が使いづらいので拾わなくても大丈夫です。味方が欲しがっていたら拾ってあげましょう。
スパイク解除の譲り合い


スパイクを解除するとアルティメットポイントが1貯まります。
そのため複数人が生き残っている場合は、あと1ポイントでアルティメットが溜まる人や、アルティメットが強いキャラを使っている人に解除を譲るのが暗黙の了解になっています。
スパイクにピンを打つ


スパイク設置後の少人数戦で、自分が既にやられている場合はスパイクの場所にピンを打ってあげましょう(Mキーでマップを開いてスパイクの場所を左クリック)。
ピンがあると、解除している敵のモク抜きが格段にしやすくなります。
ドローン、トレイルブレイザーに付いていく


攻めで味方がオウルドローン、トレイルブレイザーを使った時は、誰か1人はその後ろに付いていきましょう。せっかくドローンでエリアを取っても、そのまま放置していたら敵が戻ってきてしまいます。
また、ドローンは敵を光らせる、トレイルブレイザーはスタンと、キルをアシストしてくれる機能が付いているので辛抱強く待っている敵にも有利に撃ち合えます。
リコンボルトを壊す


ソーヴァの持つ強力なアビリティ「リコンボルト」のレーダーに映ると場所がバレてしまいます。リコンボルトが飛んで来たら、必ず破壊しましょう。


(誰かが壊してくれるだろう…)


(誰かが壊してくれるだろう…)


(誰かが壊してくれるだろう…)
「誰かが壊してくれるだろう」ではなく、自分から率先して壊しに行きましょう!
アビリティで味方を妨害しない!




VALORANTのアビリティの中には、敵だけでなく味方も妨害できてしまうものがいくつかあります。
モロトフ(ダメージ床)は味方に投げない。フラッシュは味方の前に投げない。使いどころはしっかり考えましょう!
味方と一緒に撃ち合う(カバーをする)
最後は少し難しいですが、VALORANTを上手くなるうえで絶対に必要となる概念なので初心者の内に理解しておきましょう。
悪い例




敵発見!


…




ドドドドドドドドド(交戦中)


…




ドドドドドドドドド(交戦中)


…




ぐはっ(死亡)


…
味方が撃ち合っているのに棒立ちで眺めているだけなのはよくないです。
良い例




敵発見!


分かったわ。




ドドドドドドドドド(交戦中)


ドドドドドドドドド(ピークしてソーヴァと一緒に交戦)




敵を倒した!


オーメン撃破。
1人で撃ち合うよりも2人で撃ち合う方が勝率は上がります。味方をカバーし有利な撃ち合いを増やしていきましょう!
「クロスを組む」
「クロスを組む」とは複数射線で相手を挟み撃ちすることです。人数有利の少人数戦で特に必要になる概念で、コンペティティブでもこれが出来ないと味方に険しい顔をされます。
やり方はシンプル、「1人が撃ち合ったら、隠れていたもう1人が飛び出す」。以下、例を示します。




(Aラフターを見ている)


(Aメインで隠れている)




敵を発見!




ドドドドドドドドド(交戦中)


ドドドドドドドドド(飛び出してオーメンを横から撃つ)




オーメン撃破。
シンプルな連携ですが非常に重要。どれだけ強い人でも、横から撃たれたら成す術はありません。
コンペティティブでも無言で出来る合わせですが、VCを使えばより効率的になります!


ソーヴァさんが撃ち合ったら顔出します。(VC)